『閑話休題:タイ・パタヤビーチでのフライト』

 

 

2015年11月9日から13日まで、いわき夢実現塾の毎年の行事である海外視察研修
で、カンボジア・アンコールワット遺跡群視察とタイ・パタヤビーチでのリゾート体験と
名打っての視察滞在をしてきました。

 

アンコール遺跡の視察は、たった一日の弾丸ツアーを組み、日本からタイ・バンコク・
スワンナプーム国際空港経由カンボジア・シェムリアップ国際空港に前日夜到着しました。
7〜10年ほど前に2度訪れているカンボジア・シェムリアップ国際空港が様変わりして
おりました(^-^)

 

経済成長著しいと聞いておりましたが、確かに! 確かに!

翌朝から、アンコール・トム視察、午後、通常は皆さん猛暑を避けての休憩中にアンコー
ル・ワット視察、ホテルに戻ってシャワー&着替えて夕刻発の飛行機でバンコクにとんぼ
返り、そこから陸路、深夜にパタヤのマリオット・ホテルにチェックイン・・・(^^;

 

若い元気な塾生は、夜な夜な、パタヤの夜を徘徊に・・・(^-^)

翌日は、全員自由行動でした。

 

私は塾生6人とゴルフ三昧。
一人に女性キャディ1人のカートでの王様ゴルフ(^-^)
おばちゃんでした(^^;)

 

その他の者はマリン・スポーツや、ホテルのプール・テニスコートでのんびり組。
夜はもちろん、全員集合して、パタヤで一番のフランス・レストランで晩餐〜(^-^)

その後、事前に仕入れていた情報から、世界一下品なリゾート地と呼ばれているらしいの
で、日本でいう歌舞伎町;ウォーキング・ストリートへ・・・(^-^)
確かに・・・(^^; 

 

私はどうも馴染めないので、お先に一人ゴメンして、ゆっくりウォーキング・ストリート
の女の子の勧誘をかいくぐり、海岸通りに出てからホテルに戻りましたが・・・。

 

翌日も自由。
私はかねてから計画していたパタヤでの軽飛行機フライトをするに、日本で調べていた
民間飛行場のグーグル・マップのプリントをホテルのコンシェルジェに見せて、タクシー
を半日〜必要時間チャーターしてもらいました。

 

最初は2000バーツの値段呈示を「半値・八掛け・2割引」が信条の私ですから値切り
ました。
でも残念ながら1200バーツで決着・・・歳かなぁ(^^;)

 

私の調べた民間飛行場がやっているかどうかはまったく不確かだったのですが、性格が「当
たって挫けろ!」ですから・・・。
その飛行場までの距離は約40kmです。時間にして1時間弱のはず・・・?!

 

私は運がいいのです。
タイ・バンコクや以前来たパタヤに乗ったツクツクなどの運転手は、タイ語しか話せません。
幸い、マリオット・ホテルに来るタクシー運転手は英語が話せました。
行けども、行けども・・・飛行場などないのです。

 

グーグル・マップも拡大せずプリントアウトしたものですからアバウトな地図です。
その辺に行ってから、住民に訊くよう運転手にお願いしました。
運転手は、なんども下りて道を訊くけれど、ほとんど人が「知らん!」でした。

やっと知っている人に出会って、運転手は意気揚々とそこに向かいました。

 

大きな物流センターの建物に出くわしました。
大きな門と塀があり、守衛が立っています。
訊いてみるとちょうどその裏側に佐川急便が使っている飛行場があると・・・??

 

行きましたよ!
確かに飛行場滑走路がありましたが、その滑走路にバイクが行き来している。
佐川急便の大きな物流倉庫の真ん前が滑走路なのです!

そこでも訊いてみると、飛行場の持ち主で事業用飛行機を飛ばしているのは滑走路の真向
かいにある小さな建物だと・・・。

 

行きましたよ!

飛行機が一機も見当んない(^^;
建物に入って行くと、5〜6人のきちんと作業服を着た男性が総立ちし合掌して、私を
迎えてくれました。

英語で、
「こんにちは!初めまして! 私、日本から昨日来ました。 一応、プライベート・パイ ロットなのです。 飛行機に乗りたいのですが、乗せてもらいますか?」
1人以外は・・・ポカ〜ン&ニタニタ(^^;

若い男性がニコニコしながら近づいてきて、
「ボク、いま飛行機の訓練を受けています。でも、ここは荷物を運ぶ小さな飛行機しか
 飛ばせません。いま出かけていて、帰ってきても乗せてくれないと思いますので、ボク
 が訓練を受けている飛行学校に電話してみて、乗せてもらえるかどうか訊いてあげま
 しょう!」

 

うれしかったですね(^-^)

 

そうしたら、話していた彼が携帯電話で相手と話せ・・・と。
「もしもし!(Hello!)」って言った途端・・・鼓膜が破れるのではないかという大声で

相手がブロークンな英語でなにか話していますが・・・解らん(^^;
「ごめんなさい! もう少し、ゆっくり、小さな声で話して下さい!」
と向こうよりも大声で返答しました。
なんとか向こうの言っていることが聞き取れました。
「今日はウィークデーで、こちらは土日、祝日しか訓練飛行していないのですが、・・・
 どうか判らないけれど、日本からはるばる来てくれたので、教官にこの後電話して頼ん
 でみるけれど、ダメだったらごめん!」
「OK!OK! とにかく訊いてみて下さい!」
運転手に替われって言われたので、運転手に・・・。
そうしたら、運転手はタイ語でまたまた大声でなにやら話を・・・(^^;
こっちの人たちは、声がでかい!

運転手が携帯電話を切ったら、

「教官は暇な人だから、たぶん大丈夫と言うかも知れないらしいと言っていました。 
 ここから、なんとその飛行場まで70kmはあるので、今から早速出かけよう!」
と・・・。

 

もちろん、その言葉を聞いたら不安がる常人ではない非常人:藤本ですからレッツゴー!
目的の飛行場に着いてから、再度、交渉することとしました。

しばらくしてから、運転手が遠慮がちに・・・、
「ここに来るまで時間も距離も要したし、またここから70kmも先に行かねばならない
 し最初に契約した1200バーツのフィーを2000バーツにしてくれないかなぁ・・
 ・?」
「だって距離の契約はしなかったじゃん!」
「半日の契約だったけれど、これでは一日がかりだもん(^^;」
「じゃぁ〜1500バーツでOKして?」
「2000バーツでお願いしますよ!」
「飛行場に行って教官がいなかったら、1500バーツに・・・、居て、飛行機に乗る
 ことができたら1800バーツで行こう!」
「・・・そんなぁ〜(^^; だんな・・・頼むから2000バーツにしてよ!(^^;」
「ケース・バイ・ケース!(^-^)」
「・・・・・無言」

 

近くに来ましたら、これまた場所が判らない(^^;
運転手は何度も車を止めて、行き来する人に場所を教えてもらう。
なんと着いたのは、大学の正門。もちろん、守衛が立っています。
運転手が用件を話すと快く通してくれました。
なんと、その飛行訓練学校は大学構内にあるのです!
キャンパス内を歩く学生などに、これまたなんども訊きながら、たどり着いたら、確かに
谷間にある飛行場。

 

飛行場というのは、軽飛行機などが離発着する管制塔のないところ。
空港というと大型ジェット旅客機などが離発着し、管制塔があるところとご理解下さい!

その飛行場の滑走路でも、数台のバイクが行き交いしています。

 

日本や欧米では、絶対にこんなことはありません!

RUNWA23のマークが付いている滑走路の横にタクシー・ウエィがあり、その
奥に???・・・アビエーション・スクール(???飛行学校)と書かれた看板を見つけ
ました。
観ると軽飛行機が10機ほどもあるのです。

運転手は初めての経験らしく大喜び(^-^)
早速、事務所があったので、運転手を待たせて入ってゆきました。

 

ボクは運がいいのです!
あの携帯電話で話した男性が、ニコニコしながら良く来てくれましたと歓待してくれました。
なんと、さきほど教官に電話したら、まもなく到着するとのこと。

 

その教官、元タイ空軍のパイロットで、日本の自衛隊でパイロットの訓練を受けたので、
すこぶる日本人が好きなので、休みでもぜひ乗せてあげたいから今すぐゆくとのこと。
うれしかったですね(^-^)

4年前にパタヤに来たときにも、飛行機に乗ったのだがここではなかったことをその男性
に話したら、パタヤ地域のセクショナル・チャート(航空地図)を持ってきてくれました。
そうしたら、パタヤビーチにもっと近い飛行場があったのです(^^;
でも、ここまで来たから、ここからパタヤ・ビーチやラン島の上空を飛びたいことを話し
ていたら、教官がお出まし!

 

さすがに元軍人、入ってくるなり敬礼をするものですから、こちらは日本男児の武士の
習わし通りのお辞儀をしました。

 

見たところ70才少し超えたところの教官かな?
とにかく彼と話をするときは姿勢を正して、言葉の最後に「〜Sir!」を付けました。
飛行機に乗り終わって、事務担当の男性があとで、彼が82才であることを教えてくれま
したが、シャキっとしていて80才以上には見えませんでした(^-^)

 

老教官に私のログブックを見せ、セクショナル・チャートでこの辺をラウンドロビン(周
回)してきたい旨を話しましたら、OK!OK!(^-^)

 

そういえばすっかり、運転手のことを忘れていました。
時計を見るともうお昼の12:00です。
運転手のところに行って、「話がまとまったので、今から1時間ほど飛んでくるから、
昼食でもして待っていてくれ!」と話しました。
彼はニコニコしながら、飛行機が飛び立つのを見たことがないので、それを見てから、
町に下りて食事してくる」と・・・。

教官から指定された飛行機は、セスナ・スカイホーク172Mでした。

 

私がいつの乗っている172Pとはコックピットの計器類の位置が違うだけで、機体性能
はほぼ同じです。

教官は、整備士がすぐに飛行できる状態までにするから、プリフライト・チェックはなし
にして、エンジンスタート前チェックリストからやるように指示されました。

 

このフライトのために、ちゃんとヘッドセットも持ってゆきました。
タイの整備士や訓練生は、私が持っているBOSEのヘッドセットを見て羨望のまなざし
と「おぉ〜、Boseだぁ〜(^-^)」って言うものですから、「ノイズキャンセラした音聴
きたい? エンジン掛かったら、聴いてごらん!」って言うと、教官の顔を見て・・・
いや! いいです(^^;・・・て。
よほど教官はおっかないようです。

 

このパタヤは高温多湿です。
でも滑走路が900mもありますので、悠々、通常離陸できます。
でも教官は、10フラップの短距離離陸を指示しました。

 

中国の広州で飛行訓練を受けているときは、いつも10フラップ短距離離着陸でしたので、
お手の物です(^-^)

いつものように免許を持たない国でのフライトは、ATC(航空管制会話)は現地の教官
に任せ、私はフライトに専念します。

 

気持ちよく離陸上昇をしました。
海岸にすぐ到達です。

 

ところが4年前とは事情が違っていました。
かすんでいるのです!

 

教官に、4年前はもっと見晴らし良かったことを話しましたら、毎年、ヘイズ(Haze)
がひどくなっているというのです。

ヘイズ (Haze) というのは気象用語ですが、航空の世界で良く使います。
乾いた微粒子の浮遊によって視界が悪くなる煙霧を意味します。昔から、微粒子によって
視界が悪くなる現象全般をいいます。簡単に言いますと「スモッグ」です。
航空気象では、視程5km以下のかすんだ状態の時、「今日はヘイズでダメだなぁ〜!」
なんて言います。

 

海に出てからも、ずっと向こうにあるパタヤ・ビーチやラン島が見えないのです。
そうしたら、老教官が方向(ディレクション)を180度に取りなさいというのです。
ですから、いつも通りディレクション・ジャイロ(定針儀:DG)を見ながら旋回しよう
とすると日本のクソッタレ教官と同様に、DGをクルクルっと回して、こちらのマグネチ
ック・コンパス(磁気コンパス)を信用しなさい!とおっしゃるのです。
言い方は、日本のクソッタレ教官よりもちろん丁寧です。
彼も同じことを言いました。
「DGが壊れていたら、このマグネチック・コンパスしか頼れないので、いつもこれを
見る癖をつけた方がいいよ!」って(^-^)

 

定針儀,ディレクショナル・ジャイロ(DG:directional gyro)というのは、以前もパイロ
ット・ビジネスいろは考に書かせていただきましたが、飛行機内には回転軸が常に水平を
保つように設置されたジャイロがあります。ジャイロの回転軸の方向は、飛行機の機首方
位が変化しても、一定の方向を保つのでコンパスとして利用できます。特に磁気コンパス
の誤差が大きい旋回時や高緯度の地域では、ジャイロ・コンパスの方が有効なのです。

その後は、マグネチック・コンパスでの指示方位で飛びました。

 

下を見ても、やはりヘイズで視界が悪いのです。
今日は、塾生仲間がラン島でマリンスポーツを楽しんでいるから、
「上空を飛んだときには低空飛行と合図に翼を振る(ロック・ウィングとか、ウイング・
 ウォークとか、バンクを振る{切る}とか言います)よって!」
って話し出かけたのですが、ラン島に飛ぶのは断念しました(^^;

 

パタヤ・ビーチの海岸線を1500ft(約500m)くらいの高度で端から端まで飛び、
旋回して戻ってくればちょうど1時間になると老教官がおっしゃるので、途中、写真を
撮りたいので操縦を代わってもらってもいいですかSir!?なんてお願いしたら、もち
ろんだよ!って、気持ちのいい返事が返ってきました。

 

観光操縦フライトを終えて、飛行場周辺に戻ってきたら、まだ少し時間があるのでトラフ
ィック・パターンを教えるのでその上空を飛んでご覧っておっしゃる。
タッチ&ゴーしたいんだけれどって言いましたら、それほど時間はないから・・・ダメ!(^^;

 

最後は、10フラップの70ノット短距離着陸にチャレンジしなさいって!
さすがに空軍上がり! 教科書通りではなく、かなり低空飛行をしながらファイナルに
入り着陸をするよう高度とスピードとパワーカットの指示だけもらい無事着陸\(^o^)/

 

戻って着たら、タクシーの運転手が飛び上がって手を振っていました。
後で聞いたら、離発着を間近に見たのが初めてで、携帯電話でいっぱい写真を撮ったから
家族や友人に自慢するんだと・・・(^-^)

 

ログブックにタイの免許と航空身体検査を持っていないけれど・・・ログに記載していい
かどうか老教官に訊いたら、もちろん君がすべてをやったんだから機長として、俺が証明
してやるよ!って・・・(^-^)

 

日本の航空法では無効なんですが・・・、申請・許認可・査察で見せなければならなけれ
ばならなくなったら2本線を引いて削除をしようと思います。
なんとまぁ〜! 見て下さい!(ログブックをお見せすることはできませんが・・・)


老機長がフライト承認をしてくれましたが、これほどまでどでかい印鑑の認証は初めてです(^-^)

支払いの段になって、飛行訓練学校のあの大声の電話対応してくれた男性が、
「実はさぁ〜、タイ人ってシャイなのが多いんだ! タクシー運転手がフィーが少ないと
 言っているんだ。飛行機にも乗れたので・・・少し、チップも上げてくれよ!」
だって・・・(^-^)

 

もちろん当初から2000バーツは支払って上げようと思っており、値下げ・値引きは
遊び感覚のゲームだったのに(^-^)(^-^)

 

私は、昼飯抜きで飛行機を楽しんでいましたので、
「運転手が腹減ったのでは? どこかコンビニに寄りましょうか?」
って気を利かせてくれました。

 

そういえば喉が渇いていたので、ミネラル・ウォーターを購入したく、帰りのセブンイレ
ブン(タイはほとんどセブンイレブンです!)に寄ってもらいました。
運転手にも一緒に入って、何か飲みたいものがあればどうかというと喜んでついてきまし
た。

 

彼は、タイのリポビタンDのようなものを欲しがりました。私も試しにその1本とミネラ
ル・ウォーターを購入し、合計で・・・なんと27バーツ(100円弱)でした(^-^)

約1時間半のホテルまでの道中、私はしばし爆睡しました。

 

ホテルに戻り、タクシー・チャーター代金の精算をするとき、運転手はモゾモゾしてい
おるのですが・・・2000バーツを渡して、
「おつりは取っておいてね! 良くやってくれてありがとう! 感謝しております
 よ(^-^)」
って言うと車から降りてきて、握手を求めてきて、なんどもありがとうをいうのです(^^♪

 

クーラーの効いた部屋に戻ってきたときは、最高のパタヤ・デーに大満足でした(^-^)
シャワーを浴び、夕食の集合までプールに行こうと思って時計を見ましたら・・・1時間
ほどしかないので、ヘッドセットに装着したSonyのアクション・カムで録画した飛行
中のビデオをPCに移行し観ました。パタヤ・フライトの思い出を噛みしめました(^-^)

 

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